この世で最も華麗な浪費に捧ぐ

京に来て2ヶ月が経った。ここは素晴らしい場所だ。なんでもあって、なにもない。欲しいものは何だって手にはいるし(その分のお金があれば)、サービスも行き届いている。トーキョー、最高だ。

ここに来る前に私は田舎に住んでいた。電車は1時間に1回とか、そういう度合いの。春、引っ越す前に「東京は空気が汚い」だとか「人が冷たい」「モノが高い」なんて周りの人間に言われたことを覚えている。

星が見えないことなんて生活に関係ないし、物価が高いなんていうのも田舎者の幻想だ。東京の人たちは他人に興味が薄いだけでとても優しくしてくれるし、なんだか今までの味気ない田舎暮らしがギャグみたいに思えたら笑えてきた。

ここに住んでいるとわかる。経済が回っている。際限のない消費が日本という国家を動かしている。常に何かを買っている。食べ物を、サービスを、快楽を、時間を、人を、買い続けることで生かされているのだと錯覚してしまう。なんてクールでシンプルな思想なんだろう。資本がないものに生きる資格はない。この原理は今まで気付けなかった。

一生ついていきます。